【オリジナルソング】恋
友人の実体験に基づいて作った曲です。「恋愛」ではなく「人間関係」の実体験ですが,表現しづらかったので「恋」に置き換えて書いてみました。かなり長い曲なのですが,一番最後の詞が最も重要なポイントなので,良かったら最後まで聴いてください。
恋
「誰かに愛されたい」いつもそう思ってた
「してほしいことがあるなら同じことをしてあげればいいんだよ」と
誰かが言っていたから僕は恋をしてみた
「愛と恋は違う」ってそんな歌を聴いたことはあったけど
愛し方が分からない僕は恋をしてみた
「誰でもいい」なんて思っていたわけじぁないし
その人のためにできることなんだってしてあげたいと思った
春の雨の日には君と一緒に入る傘を
夏の暑い日には君が大好きなチョコミントアイスを
秋の寂しい日には君と一緒に撮った湖に映る夕日の写真を
冬の寒い日には君のためにあったかいココアを
その人のためにできることなんでも…なんでも…してみたのだけれど
あれは本当に…本当に「恋」だったのだけれど
「愛と恋は違う」という歌の意味がはじめて分かった気がした
どんなに必要なものでも どんなに大好きなものでも
どんなに綺麗なものでも どんなにあったかいものでも
見返りを求めてあげたものは全部
どこか冷たくて少し重たくてザラザラとしていて
「誰かに愛されたい」僕はただそれだけを投げつけていた
「失恋」とはよく言ったもので僕は君を失ったのではなく恋を失った
もう恋なんてしない 僕は「誰かに愛されたい」だけなのだから
あれから探し続けてる 心の居場所を
今までよりももっとまじめに働いてみたり
今までよりももっと誰かと話してみたり
今までよりももっと遠くまで行ってみたり
今までよりももっともっと悩んでみたり
でもどこにもなくて 僕の中には何もなくて ただただ寂しくて