歌と漫才とスポーツとチョコミント

・北海道豊浦町よりお届けします・

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【キッズクラブ】子どもたちはこうやって日々成長するんだなぁ…

 

今日は,スポフィットのキッズクラブの先生の体験談をご紹介します。

たぶん昨日先生が「どんな遊びをするかは自由だよ。みんながやっていても,どうしてもやりたくなければしなくてもいいよ」と言ったからだと思いますが,その日来ていた6人くらいの子たちは,ある子は1人で…別の子たちは2人で…というかんじでバラバラで遊んでいました。

 

それを見かねたのか一人の女の子が,みんなで何かをしようと声をかけはじめます。でも,みんなはそれぞれやりたいことをやっていて,全然乗ってくれません。

まだ名前がないゲームは?」とその女の子が聞くと,「やってもいい」という子が2人くらいで,他の子は「やらな~い」という反応。「じゃあ…フリスビードッチは?」と聞くと…また同じような反応。何回かそういうやり取りがありましたが,全然話がまとまりません。

先生は子どもたちだけでどんな話し合いをするのかを見てみたかったらしく…しばらく静観することに…

 

そうこうしているうちに,声をかけはじめた女の子は,みんなのあまりの反応の悪さに少しイライラしてきて,一つ年下の男の子たちともめはじめます。

その女の子は力があって,年下の男の子のうちの一人は小柄な子だったこともあり,取っ組み合いというわけではありませんが,女の子が男の子を力でねじ伏せるような形になっていきます。

 

そこで男の子が,「先生!弱い者いじめしてくる!」と訴えます。先生は「少しは協力してあげたらいいでしょ」と言いましたが,男の子は「『何するかは自由』って言ったのは先生だよ。僕は悪くない。暴力振るうのが悪いんだ」とさらに訴えます。周りの子たちも,「暴力を振るうのが悪い」という意見に同調します。

 

 

そのやり取りを聞いていた女の子は,泣き出してしまいます。「自分はがんばってみんなに声をかけていたのにみんな協力してくれないし,あげくの果てに『暴力振るうのが悪い』と言われたら悲しいよね…」と思った先生がその女の子に話を聞いてみると…

 

「暴力振るっちゃった…」

 

と一言…

 

その子は,「みんなが協力してくれないから,『暴力振るうのが悪い』と言われたから」泣いていたのではなく,「自分が暴力を振るってしまった」ことで泣いていたのです。

 

 

先生は,その女の子の本当の姿を見たような気がしました。確かにその子は,他の子に対して少し強く出るところがありますが,自分でもイライラしてそうしてしまうことが本当は嫌だ…でもそうしてしまう…でも本当は嫌だ…そう思ってるんだな…と…

 

 

そこで先生は,「今日はよくがんばってたよね。ちゃんとみんなに声かけて,ずっとがんばってたよね。ちゃんと見てたよ。でも…みんなが協力してくれないから,イライラしちゃったんだよね。イライラして暴力振るっちゃったんだよね。暴力振るうのは良くないことだけど,それまではほんとにがんばってたよ。暴力を振るわない方法もあるから,大丈夫だよ」

「今度からはね,声をかけて,『全員がやる』って言わなくても,1人でも2人でも『やる』って言う子がいたら,一緒にそれを始めちゃえばいいんだよ。そしたら他の子も『やる』って言うから。後から『やる』って言われたら,そのときは入れてあげればいいんだよ」

 

 

そのやり取りを見ていたからなのか,さっきまで先生に訴えていた男の子が,自分からその女の子に近づいてきて「ごめんなさい」そう言うと,その女の子も「ごめんなさい」と言います。他の子たちも近づいてきて互いに「ごめんなさい」と言って仲直りしていました。

それからみんなで楽しく遊びはじめました。

 

子どもって…ほんとにすごいですね!

こうやって成長していくんだなぁと,しみじみ感じました。 

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